今日発売のサンデー49号に掲載されている
名探偵コナン 警察学校編~Wild Police Story~CASE.11「鳩首凝議」の感想です。
本日2回目の更新、1回目に「サンデー49号 コナン情報・・・」をUPしています。
※「警察学校編」のアメンバー限定記事はありませんm(__)m
先週に続いて、今週は「諸伏編」の第2話です。
「ゼロの日常」と比べると「警察学校編」は青山先生がネームも描かれているので、1ページのコマの細かさやセリフの多さがコナンっぽいなと感じます。
今回は犯人を推理するような場面もあって、更にコナンっぽさ満載の諸伏編になってます。
では、本編です。
警察学校編、CASE.11「鳩首凝議」、ネタバレしてます。
「諸伏編」第1話はこちら
今週の扉絵・・・
誰も知らない激情が、彼の胸裏に秘められている。
相変わらず、「警察学校編」はタイトルが凝ってますよね。
先週のタイトルは比較的簡単だけど、今週の「鳩首凝議」の意味はわかりますか?
「(きゅうしゅぎょうぎ)人々が集まり、額を寄せ合って熱心に相談すること」です。
4人に説得されて、ヒロは15年前に体験したことを話し始める。
父と母と3人で夕食を食べていた夜7時半頃
けたたましい呼び鈴と共に、その来訪者の男は父と知り合いだったらしく、最初は玄関で穏やかに会話する声が台所にいるオレに聞こえていた。
その内、男が声を荒げ始め、母が玄関に様子を見に行った途端・・・
「うがぁぁ」
と、父のうめき声がして、血相を変えて戻って来た母がオレに言った。
ヒロを押し入れの中に入れ、
「しばらくここに隠れてなさい!私がもういいって言うまで出て来ちゃダメ」と。
今度は母がその男と言い争っていたけど、
やがてその母の声も聞こえなくなり、鉄の匂いが立ち籠め始めた。
鉄の匂いって何だという萩原さんに、
血の匂いだと説明する降谷さん。
赤血球のヘモグロビンの主成分は鉄だから。
その後、歌が聞こえて来た。
父の声でも母の声でもない甲高い作ったような猫なで声で、リズムにのせて繰り返し同じフレーズを歌っていた。
ヒロが恐る恐る押し入れの隙間から覗くと・・・
血まみれの包丁を手にした男が口ずさんでいた。
「もおいいよ~♪出ておいで~~♬」
顔は怖くて見ることができなかった。
何でその男はヒロを捜していたのかと質問する降谷さんに、
捜していたのはオレではないと答えるヒロ。
その理由は、「出ておいで」の後に女の子の名を呼んでいたから。
その名前は、子どもの頃よく遊んだ女の子の名前だった。
昨夜、捜索願が出された女の子にそっくりな「有里」という子の名前を呼んでいた。
伊達 「何で諸伏の家でその子を?」
降谷 「その子の名字は?」
遊ぶ時はいつも下の名前で呼んでいたのと、
病死したその子の葬儀には出たけど、小一だったから覚えてない。
顔は見なかったけど、肩の刺青(タトゥー)は見た。
その男が血で足を取られたようで、ヒロが隠れていた押し入れに体ごとぶつかった。
男が押し入れから離れる時に一瞬見えた。
男の肩にある・・・ゴブレットのような刺青(タトゥー)が!
その後、ヒロはいつの間にか眠ってしまい・・・
扉が色々開け閉めされる音で目が覚めて、
見つかると思って身構えた途端に、押し入れの戸が開けられた。
押し入れの戸を開けたのは、林間学校から帰って来た兄だった。
高明 「景光・・・父と母が死んでいる・・・何があったか話せるか?」
ここの高明さんが、カワイイ♪
計算すると、この時の高明さんって多分13歳ですよね?
でも、たった13歳で小一の弟に向かって、「父と母が死んでいる・・・」なんて言うかな?
高明さんの冷静さはこの頃から既にでき上がっていたのか・・・(^-^;
あつ森のコメント、やっぱり松田さんのセリフでしたね。
ヒロはその後、軽い記憶喪失になった上に失語症にもなったため、兄には刺青の話はしていない。
兄は長野、ヒロは東京の親戚に預けられ環境は変わったけど、しばらく失語症は治らなかった。
ヒロ 「東京で零(ゼロ)に会うまではね!」
警察学校にはその犯人を捕まえるために入った。
最近、色々思い出して来た。
そうこうしているうちに、疑わしい3人に出会ってしまった。
肩にゴブレットの刺青を入れている金物店を経営している入江さん。
二の腕に観音像の刺青を入れているクリーニング店を経営している外守さん。
首の後ろにサソリの刺青を入れているバイク店店員の物部さん。
ヒロ 「でも、あの犯人が長野じゃなく東京にいて、しかも偶然オレの周りにいるなんてあり得ないよね?」
その3人なら4人で手分けして話を聞いて来てやったぜという松田さん。
両親を殺した犯人を捜しているなんてヒロは誰にも言ったことないのに、みんなにバレていたことに驚く。
みんなはヒロがいつもネットで「長野夫婦惨殺事件」を検索しまくってたのを知っていた。
まず、入江さんを担当した伊達さんの話。
入江角夫 46歳、奥さんと2人暮らし。
金物店を構えたのは14年前。
無口で愛想は悪いけど、包丁を研がせたら天下一品だと近所で評判。
肩の刺青は10年前、町内会の卓球大会で優勝した時に入れた優勝カップ。
10年前というのは、その時にペアを組んだ外守さんに確認したから間違いない。
奥さんに花や木をクレクレと言っていた。
ヒロ 「それって『花に水をくれてくれ」じゃなかった?』」
伊達 「そう、それ!」
長野の方言で、「あげる」を「くれる」と言う。
次は外守さんに話しを聞いた萩原さん。
外守 一 50歳 独り暮らし。
クリーニング店は体を壊した伯父が入院している間だけ手伝うつもりが、亡くなってからも続けて今に至る。
二の腕に入れている観音像の刺青は20年前に交通事故で妻と母を同時に亡くし、その2人を弔うために入れた。
観音様の顔が向き合う感じで入っていた。
近所で評判の修理屋さんで、簡単な電化製品なら直していた。
入江さんとペアを組んだのは同郷のよしみ。
降谷 「20年前に刺青を入れたなら15年前には既にあったけど、観音像はどう見てもゴブレットには・・・」
物部さんに話しを聞いた松田さん。
物部周三 35歳 独り暮らし。
首の後ろのサソリの刺青は昔ヤンチャしてた頃に入っていたチームのマーク。
その名も、スコーピオン・グラス。
刺青を入れたのは20歳の時だからギリギリありだけど、刺青の位置が首の後ろだから違う。
伊達さんと降谷さんが何か引っかかると言って考えている。
ヒロも何か気になることがあるようだ。
この前兄に、思い出したことを話しておこうと電話をしたら、
高明 「急功近利・・・功を焦って十分な思慮のないまま私に相談し、利を求めるな・・・」
高明 「あの時、お前が隠れていたのは押し入れではなく、観音開きのクローゼット!そもそもあの家は洋風で押し入れも襖もないよ・・・」
兄にそう言われたけど、確かにオレはあの時押し入れに・・・
そう言うヒロに、
ゼロ 「それ、ヒロが預けられた東京の親戚の家とごっちゃになってるんじゃ?」
あの家は日本家屋で逆に襖や押し入れしかなかったからというゼロ。
そうかもしれないというヒロ。
だったら変だという松田さん。
ヒロが隠れていたのが観音開きのクローゼットなら、犯人が足を滑らせてぶつかった時に扉は閉まるはず。
犯人の姿を見るには自分でクローゼットの扉を開ける必要がある。
伊達 「もしかして諸伏が覗いていた隙間は、縦じゃなく横だったんじゃねぇか?」
クローゼットのスリットからなら、扉が閉まったままでも外を覗くことはできる。
伊達さんのその言葉で松田、降谷、萩原が何かに気づく。
ヒロは、「あ~」って感じで、何か忘れていたことを思い出したような表情。
場面変わって、お風呂場に向かう鬼塚教官。
ちゃんと掃除ができてるか見に来たらしい。
お風呂場を覗くと、
そこには、誰もいなかった。
鬼塚 「いねぇじゃねーか!?」
次号につづく・・・
ヒロ編の第2話でした。
もう、犯人わかっちゃいましたよね
多分、わかった方も多いんじゃないかと思います。
それよりもヒロも言ってたけど、そんな偶然あるのかっていうくらい両親を殺した犯人がすぐそばにいたんですよね。
そっちの方が凄いなって思います。
それとも、犯人は生き残ったヒロに顔を見られたかもしれないからって、東京の親戚に引き取られたヒロを追って東京で暮らして、口封じの機会を狙っていたとかだったら怖ですけどね
今週の扉絵をもう一度載せます。
ヒロが事件当時見た犯人の肩にはゴブレットの刺青が入っていた。
つまり、上のようなグラスの絵の刺青です
もうこれって、思い込みっていうやつですかね?
ゴブレット、ゴブレットってずっと言ってたから。頭からそうだと決めつけていました
白い部分を見ると、確かにグラスの絵ですよね。
でも、今度を白い部分を見ないで、黒い部分だけをじっと見つめていると、
人の顔が横向きで向き合って、近づいているのがわかります。
伊達さんが言っていたクローゼットのスリットの横向きの隙間から覗いていたなら、ヒロの目には上下が切れて見えていたはず。
だから、ヒロの目には白い部分だけが強調されてグラスの絵に見えた。
つまり、観音像の刺青を入れていた外守さんが犯人でいいんでしょうかね?
年齢は50歳なので、15年前は35歳で諸伏兄弟の両親とほぼ同世代なんじゃないかと思います。
刺青を入れたのは20年前。
交通事故で妻と母を同時に亡くして、2人を弔うために入れたんですよね。
この交通事故の加害者が諸伏夫妻だったりするんですかね?
でも、ひき逃げとかじゃなければ、外守さんの逆恨みなのかもしれないですよね?
そもそも交通事故は両親とは関係なくて、犯人とは知り合いだったみたいだから、ただ単に何かのもめ事になった末の犯行とかですかね?
ヒロの両親はどんな職業だったんでしょうか?
女の子の名前を呼んでいたっていうのも、何か不気味で意味がわかりませんね。
外守さんは奥さんと母親を同時に亡くしているんですよね?
20年前だと当時30歳。
独り暮らしなら子どもはいなかったのかな?
それなら、その女の子が可愛くて養子にもらいたいと考えていて、諸伏夫妻はそういう関係の仕事をしていたとか?
養子縁組が上手く行かなくて、力づくで奪い取ろうとしていたとか?
でも、女の子は病気で亡くなったんですよね?
病気というのは表向きで当時のヒロにはそう伝えられてたけど、本当は殺されていたとかってことはないんですかね?
で、今度もまたそっくりな女の子を見つけて誘拐してどこかの建物に立て籠もっているとか。
たまたまそこで火事が起きて、最初のシーンに戻るとかかなぁ・・・
まぁ、考えてもわかりませんけどね。
それよりも、13歳の高明さんが可愛くて・・・
ヒゲがないんですよね。←当たり前
林間学校から帰って来たら、両親が惨殺されていたのに、あの落ち着きようには驚きますね。
高明さんらしいといえば、らしいのかもしれないけど。
当時から大人だったんですね。
鬼塚教官がお風呂掃除のチェックに来たら、もぬけの殻だったわけだけど、
犯人が誰だかわかって掃除どころじゃなくなって、外守さんのクリーニング店に走って行ったんですかね?
そしたら本人はいなくて、近くで火事だって情報を聞きつけて、とりあえず家事現場に行こうってことになって行ってみたら、燃え盛る炎の中に外守さんと捜索願が出されてる女の子がいたのかなって思ったりします。
これで犯人が決まりなら、現在は両親殺害事件は解決してるんでしょうかね?
メッセージで教場旗の使い道を推理された方がいまして、
ヒロは炎の中だから、残った4人で旗を持ち、建物から飛び降りてくる女の子を抱いたヒロを受け止めるんじゃないかという推理です。
ありそうですね。
私も旗は火事に役立てて女の子を救うんじゃないかと予想してますが、
水に濡らした旗を頭から被って火の中に飛び込むとか、
助けた女の子に被せるとか・・・色々考えているんですけどね。
でも、殺人犯の男も一緒だと状況も変わって来ますよね。
犯人は犯人で逮捕して、その帰り道に火事に遭遇するとかかな?
もう、考えてるときりがないですね(^-^;
では~