サンデー６・７号（コナンネタバレ・FILE９４５）

佐藤　「婚姻届とかだったりして・・・」

由美　「え？」

いつもは鈍い佐藤刑事の勘が鋭い・・・

他人のことは冷静に判断できるんだ・・・

由美　「そんな・・・まさかぁ・・・」

佐藤　「ほらよくあるじゃない！自分の名前はもう書きこまれててOKならあなたの名前を書いてくれってヤツ」

その彼はどんな人で何をやってるのかと聞く佐藤さん。

７つ揃ったら話すからと言って教えてくれないんだと由美さん。

由美　「何かの名人らしいけど、まぁどーせ釣りとかゲームとか、落語の・・・」

そう言いながら歩いてると、目の前のビルの壁の巨大なテレビに将棋のニュースが流れててチュウ吉が映ってた。

「羽田秀吉名人が７冠を維持できるかどうかが注目されています・・・」

それを見て驚く由美さん。

佐藤　「あ、太閤名人じゃない！今CMやクイズ番組に引っ張りだこなんだよね」

由美　「もしかして、名人って将棋の・・・？」

佐藤　「そりゃそうよ！」

由美　「・・・・・」

佐藤　「って、まさか由美の彼氏って・・・」

佐藤　「太閤名人だったの！？」

由美　「そ、そうみたい・・・」

佐藤　「じゃあ７つ揃ったらって、将棋の７大タイトルのことだったのよ」

おー、やっと気づきましたか・・・

何で封筒を開けなかったのかと佐藤刑事が聞くと、次に会った時に本人の前で開けてくだらない物だったら破り捨ててやろうと思ったと。

で、その封筒は？

ファッション誌の気になるページにしおり代わりに挟んでたけど、そのファッション誌は今朝他の本とまとめてゴミ捨て場に置いた。

すぐに取りに行こうと言う佐藤刑事。

まだ結婚なんて考えてないし、将棋の名人だと知って急に態度を翻した軽い女って思われたくないと言う由美さん。

佐藤　「まぁ、由美がそう言うなら仕方ないわね・・・将棋の７冠王なら軽く年収１億は超えてると思うけど・・・」

由美　「え？　ガチで？」

由美さんの自宅に戻る。

ゴミ捨て場に置いた雑誌の束はもうなくなっていた。　

由美　「ウソでしょ～！？　私の１億円～～ん！！（ｉДｉ）」

佐藤　（やっぱ、ガッカリポイントはそこなのね・・・）

正直に話して、もう一度書いてもらえばいいと佐藤刑事。

前になくした時用に予備の封筒をくれるか聞いたら、

「あれはこの世で唯一の代物！予備なんてありません！」

って言ってたから、無理だと言う。

ミニパトでサイレン鳴らして収集車を追いかけようかと話してると・・・

「あれ？」

元太　「佐藤刑事とミニパトの姉ちゃんじゃんか！！」

光彦　「どうしたんですか？」

歩美　「何かの事件？」

由美が大切な物をゴミと一緒に捨てちゃった大事件と説明する佐藤刑事。

コナンくんが壁に貼ってある収集日の紙を見て、今日は資源ごみの日じゃないことに気づく。

なのに雑誌の束がここにないのは、管理人さんが別の場所に持って行ったか、由美さんが出したとわかったのなら由美さんの自宅の前に置いてあるかもと言う。

由美さんの部屋の前に行くと雑誌の束が置いてあった。

急いで由美さんが雑誌の中を探すと・・・

由美　「無い！　無いわ！！」

由美　「どこにも無いじゃない！！」

光彦　「ちなみに何を探してるんですか？」

由美　「１億円よ！！！」

みんな　「えーーーっ！？」

由美さんにはもうあの封筒は１億円にしか見えない・・・

佐藤　「何か大切な封筒をしおり代わりにして雑誌に挟んでたみたいでさ・・・」

哀　「ああ・・・婚姻届が入った例の封筒ね・・・」

佐藤　（子供たちにもバレバレじゃない・・・）

その封筒には裏の貼り合わせに「封」の文字と、表に「羽田秀吉」の名前が書いてあった。

光彦　「じゃあ、どこかの女の人が拾って妻になる欄に自分の名前を書いて出しちゃったかも・・・」

由美　「ウソ～！！」

哀　「まぁ、旦那が太閤名人なら私だったら心が揺れるわね・・・」

由美　「ええっ！？」

哀　「冗談よ・・・」

とにかく管理人さんに聞いてみようとコナンが言う。

ピンポーン

管理人さんの部屋を訪ねる。

由美　「３０８号室の宮本ですけど・・・ゴミのことで聞きたいことが・・・」

管理人　「やっと来おったか・・・」

八塚虎六（６８）マンション管理人

「茶々め・・・」

由美　「その呼び方止めてって言ったでしょ？イラッとくるんだけど・・・」

以前チュウ吉が遊びに来た時に管理人さんとバッタリ会って、それ以来由美さんのことを茶々と呼ぶようになった。

管理人曰く、太閤を骨抜きにする毒婦に相違なかろうと。

コナン　（なるほどね・・・）

管理人は将棋好きで、以前はプロ並みだと思ってた。

１０数年前、イベントで中学生のプロ棋士が来るからと行ったら簡単に負けてしまい、それからその棋士に惚れ込んでしまって今では太閤名人の大ファン。

でも管理人はスリの常習犯で、由美さんに捕まったことがあった。

ここの管理人の仕事は由美さんに世話してもらった。

話しを戻して、雑誌に挟んであった封筒のことを言うと、

管理人　「これのことじゃろ？」

スマホに写した婚姻届の画像を見せる。

由美　「あ、あんた・・・まさか、封筒の中身を見たの！？」

管理人　「別に構わんじゃろ？ゴミとして出されておったし・・・」

佐藤刑事が中身が本当に婚姻届で良かったと言う。

由美さんが婚姻届を返してと管理人に言うと、

管理人　「はて？　どこに置いたかのォ・・・」

奥の部屋に置いたと思ったけど、最近忘れっぽくてと言う。

じゃあ、勝手に探させてもらうからと部屋に入る由美さんたち。

机の上にも引き出しにもない。

でもこの部屋にあるのは確か。

ゆっくり探す時間の余裕はないと言う管理人。

婚姻届の夫の職業欄には「棋士　七冠王」と記してあった。

だけど、今の王将戦に太閤名人は苦戦している。

原因は恐らく婚姻届。

「大切な人からの返事が未だになく将棋どころではなくなってる」と雑誌のインタビューで答えてた。

このまま太閤がタイトルを落とせば「七冠王」と記されたこのこの婚姻届は無効になる。

そう説明する管理人。

対局中は携帯は持てないから連絡はできない。

会えるのは昼食休憩の時だけ。

そこに婚姻届を持参した茶々が現れれば、彼は百万力の力を得ていかなる相手も蹴散らすだろう。

昼食休憩まで後１時間。

由美さんが管理人は封筒の在処を知ってるんだから教えて欲しいと言う。

管理人　「ならば覚悟を見せてみィ！！」

管理人　「いかなる事があろうと、太閤名人と添い遂げる覚悟じゃよ！その必死な想いがあれば封筒の一つや二つ見つかるはずじゃ！」

コナン　「もしかして、これなんじゃない？」

パソコンを操作しながらコナンが、

「８ケタの数字のパスワードを入れろって書いてあるよ？　しかも『入力するのは淀君のみ』だってさ！」

歩美　「淀君って？」

哀　「太閤秀吉の奥方、茶々のことよ・・・」

元太が適当に数字を入れればいつか当たると言う。

パスワードを入れるのは由美さんだけだし、「書き損じは禁ずる」と書いてある。

一度でも間違えると、二度と開かないようになっている。

この部屋のどこかに隠された８ケタの数字を見つけて、由美さんがパソコンに打ち込めば封筒の在処がわかる。

コナン　「そういうことでしょ？　意地悪なおじいさん？」

みんなで手分けして数字を探すことに。

元太がゴミ箱を探すと、中から紙が出て来た。

元太　「な、何か・・・変な紙が出て来たぞ・・・」

次号につづく・・・

ということで、やっと由美さんはチュウ吉が太閤名人だと気づきましたね。

佐藤刑事が今回は天然さんじゃなくて、普通に見えました。

太閤名人のことも知ってたし、封筒の中身も簡単に予想してたし・・・

今回は事件というより、ただの暗号解きクイズのような感じですね。

コナンくんたちが８ケタの数字を推理して、それを由美さんが入力して、婚姻届を持ってチュウ吉に会いに行くんですね。

めでたくゴールインでしょうかね？

他のカップルはじれったいのばっかりなので、由美さんたちはポンポンポーンと進みそうですね。

でも、その前にあの意味不明な暗号を解かないといけないけど。

しかし、あれって暗号なのかもよくわからないんですけど、私・・・

とにかく、今回は管理人のおじいさんは悪い人ではなさそうだし、殺人も起きないだろうからのんびり行きたいと思います。

何だか今日は何も思いつかないので、今週はこの辺にしておきます。

今週が合併号のため、来週はサンデーがお休みです。

次回は１月２０日のサンデー８号です。

それでは、また